帰国後の活動紹介その1

昨年8月にドイツにトビタった小林タバサさんの、帰国後の活動を紹介します。

小林さんは、代表を務める「しずおかキッズカフェ」で、地域全体で子育てをサポートする応援団としての活動に取り組んでいます。留学先のドイツでは、貧しい子どもたちを支援する非営利団体でボランティア活動を実施し、貧困対策の現状と、地域で子どもを支え合う仕組みを学びました。

帰国直後の10月、貧困などの事情を抱える子どもたちのための施設を題材としたドキュメンタリー映画の上映+トークイベントがあり、支援団体代表の一人として活動の現状などを紹介しました。会では、大阪・釜ヶ崎でこの施設を立ち上げた荘保共子さんにお会いすることができ、大変貴重な機会となりました。静岡県内で子ども食堂や里親についての活動を行っている団体の方々とも意見を交換し、日本の子育て支援のあり方について考え直した一日でした。

また、小林さんの留学には、もう一つの目的がありました。それは、静岡の地場産業や様々な資源を利活用した地域づくり、「グローカル・コミュニティ・ビジネス」を構築すること。留学中には、小林さんたちがプロデュースした「ひらやま新茶 瀬名姫」の試飲会も行い、20ヶ国以上の国々から集まった学生たちから、よい感想を聞くことができました。

そして帰国後は、清水港に寄港した豪華客船の乗客の方々に向け、静岡茶の試飲活動と、「瀬名姫」の販売を行いました。とても寒い日だったため、温かい緑茶の試飲は好評だったとのこと。ドイツやオーストリア、スイスなどドイツ語圏出身の方も多く、小林さんが留学中に鍛えたドイツ語で会話を交わすことができたそうです!

茶娘姿の小林さん。乗客の方と一緒に

さらに、1月には小林さんの通う静岡大学で「瀬名姫」の販売を行い、2月から4月までの期間は、静岡駅構内でも販売を展開しています。広報にあたっては、ラジオ番組への出演や、新聞の取材なども経験し、先日は、静岡市から「お茶のまちづくりベスト提案賞」を受賞しました。小林さんの活動に対する、地域の関心が高まっていることがうかがえます。

静岡駅で販売されている「瀬名姫」

活動を応援してくださる方々に感謝の気持ちでいっぱいだという小林さん。ドイツでの経験を最大限に活かしながら、今後もいっそう静岡での活動に力を入れていきます!

「お茶のまちづくり提案発表会」での様子

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